ハリーポッター第4巻「HARRY POTTER and the Goblet of Fire」

 

 人名などの固有名詞が出版された本とは違っていることがありますが、よい子は気にしないように。

 

 第1章 リドル屋敷(The Riddle House)

 リトルハングルトン村に「リドル屋敷」と呼ばれている家がある。その家では50年前に3人が死んでいるのが見つかった。容疑者として庭師が引っ張られたが、検死の結果外傷が何もなく驚きのために死んだということになって釈放された。
 その後屋敷は別の人の手に渡ったが、庭師はそのまま雇われていた。
ある夜屋敷に明かりが付いているのを見つけた庭師フランクは屋敷に入ってみると、そこにヴォルデモート卿とウォームテイルがポッターを亡き者にする計画をしているのを聞く。フランクは盗み聞きしているのを知られて殺されてしまう。

第2章 傷痕(The Scar)

 ちょうどその頃ポッターは額の傷が痛んで夢から覚めた。夢を思い出してみるとヴォルデモート卿とウォームテイルがポッターを殺す話をしていた。二人の親友やダンブルドア校長に相談するよりも名付け親のシリウスに相談することにして梟のウィドウィグに運んでもらう手紙を書いた。

第3章 招待(The Invitation)

 ハリーのいとこダドリーはダイエット中。朝ご飯のグレープフルーツを食べているときに郵便が届く。ウェズリー婦人からダールスレィ夫婦に宛てた手紙で、ハリーをクィドリッチワールドカップの観戦に招待するので迎えに行くと言う内容だった。封筒には2・3センチ四方の宛て先を書く部分以外はぎっしり切手が貼ってあった。ウェズリー婦人はマグルの郵便はどのくらい切手を貼ったらいいか分からなかったらしい。
 ハリーはシリウスに手紙を書くと言って、ダールスレィ氏から行くことを許可してもらった。

第4章 穴の奥(Back to The Burrow)

 ロンは日曜日の5時に迎えに行くと言っていたのでハリーは昼ごろからそわそわしている。しかし、5時半になっても迎えは現れない。ふさがれた暖炉の奥で音がしたと思うとフローパウダーを使って暖炉の奥に現れたらしい。
暖炉をぶち破って現れたウィズリー家の面々はウェズリー氏とフレッド、ジョージ、ロン。部屋の中は暖炉の灰で白くなってしまった。フレッドとジョージが2階からハリーのトランクを運んできた。ジョージは帰り際ポケットからタフィーをわざと落として部屋中にばらまいた。それをダドリーがこっそり食べた途端舌が伸びて数十cmになった。
ウェズリー氏が魔法で元に戻そうとしたらダースレィ氏は近くのものを手当たり次第に投げ出したので、ハリーたちはほうほうのていで逃げ帰った。

第5章 ウェズリーの下らない魔法(Weasleys' Wizard Wheezes)

 日本語では韻を再現するのが難しい。

 ウェイズリー家に着くとハーマイオニーがすでに来ていた。フレッドとジョージはあいかわらずのいたずら者。お母さんの杖を偽物とすり替えて驚かせている。ウェイズリー家の9人にハリーとハーマイオニーが加わったので庭で夕食をとることになっている。ビルとチャーリーは庭でテーブルを飛ばして遊んでいる。
 7時から食事が抜けるような青い空の下で始まった。
ロンがこっそりハリーにシリウスのことをたずねたので、ハリーは2回連絡があったことを答えた。その時なぜ手紙を書いたかを思い出したが、今の幸福な雰囲気を壊すことをおそれて何も言わなかった。(これがあとで後悔することにならなければいいが)

第6章 ポートキー(The Portkey)

 ハリーはウェズリー婦人に起こされた。まだ外は暗い、しかし今日はクィディッチワールドカップの日だ。
出発直前ジョージが例のタフィーをたくさんポケットに入れているのを発見され、置いていくことになった。
10万人もの魔法使いがマグルの目を盗んで集まるため、すべての魔法省が何ヶ月も働いてきた。マグルの交通機関、バスや列車で来るものもいるが、世界中から来るため到着するポイントを指定しなければいけなかった。ハリーたちはPortkeyを使って移動することになっている。イギリスには200ヶ所の移動ポイントがあり、ハリーたちは一番近いポイントに向かって歩いていった。そこにはハッフルパフのシーカーであるセドリック・ディゴリーもやってきた。ここのPortkeyはセドリックのお父さんが持っている長靴だった。その長が靴のまわりにみんな集まって時間を待った。時間が来ると一瞬の内に移動した。

第7章 バッグマンとクロウチ(Bagman and Crouch)

 到着したところは巨大なキャンプ場で、使用済みのPortkeyを入れる大きな箱があった。古びた新聞紙、空き缶、つぶれたボールなどが入っている。そこの疲れた魔法使いから部屋を割り当ててもらってソの場所まで歩いていく。管理者はマグルで突然多くの人が来たのをいぶかしんでいる。そこへは魔法使いがやってきて、記憶を操作してまわっている。魔法使いはかなり疲れているようだ。
 一行が指定された場所に着くとウェイズリー氏はテントを手で張りだした。マグルの地では魔法を使ってはいけないらしい。苦労して二人用のテントを2張り立てた。しかし、中に入ると3部屋えい風呂やキッチンまで付いている。
 霧が晴れてくると朝日の中、見渡すかぎりテントの面なりが見える。ハリーとロンとハーマイオニーが水を汲みにぶらぶら歩いていくといろんな人種の魔法使い/魔女たちが朝ご飯の支度をしている。そこにはホグワーツ以外の魔法学校の生徒もいる。考えてみれば当然のことだが、ハリーは他の学校のことを考えたことがなかった。
 時間が来たので、席を取ってくれたバッグマンと一緒に会場に向かうが、数メートルおきに物売りがいる。それぞれのチームの色(アイルランドの緑、ブルガリアの赤)をした旗とか、選手の人形(当然動く)などなど。
 ロンはこのときのために夏休み中お小遣いを倹約してきたらしい。それはハーマイオニーも同じで嬉々として物売りに群がった。ハリーはオムニキュラー(プレイバックしたり、スローモーションで見たりできる双眼鏡。一つ10ガレオン。私も一つ欲しい)をロンとハーマイオニーにも買ってあげる。十年分のクリスマスプレゼントだと言って。

 第8章 クィディッチワールドカップ(The Quidditch World Cup)

 ハリーたちの席は主賓席だった。そこは2列に12個の椅子が置いてある最上段のボックスで、左右のゴールポストがよく見える。
 後列の端に小さな生き物が座っているのを見て、ハリーは「ドビー」といぶかしげに読んでしまう。そこにはハウスエルフが座っていた。相手もドビーと呼ばれたことに驚いている。ドビーを知っているようだ。じつはマルフォイ家のハウスエルフで主人のために場所を取っていると言う。程無くしてあのドラコ・マルフォイと父親のルシウスがやってくる。やれやれ。
 いよいよ、第422回クィディッチワールドカップ決勝戦の始まりだぁ!。
 トロイがゴールしてアイルランドが10−0でリード。ハリーはオムニキュラーをスロー再生にしていて見逃してしまった。アイルランドがもう2回ゴールしたところでやっとブルガリアが最初のゴール。突然2人のシーカーがチェーサーたちの間を急降下してきた。クラムは直前で引き起こしたが、リンチは地面に激突してしまった。クラムがフェイントをかけたらしい。次の15分でアイルランドは10回ゴールして130対10になった。その頃から試合が荒れてきた。リンチがスニッチを見つけてダイブ、クラムがそれを追いかける。地面にぶつかりそうになったときクラムがスニッチをつかまえた。結局160対170でアイルランドの勝ち。

 第9章 黒の印(The Dark Mark)

 試合の後の馬鹿騒ぎが終わってテントに帰って来て寝る前のココアを皆で飲んだ。ジニーは飲みながら寝てしまった。
ハリーも寝た後突然ウェイズリー氏が起こしに来た。外に出るとマグルの家族4人が巨大になって空に浮かんでいる。しかもどんどん大きくなっている。フレッドとジョージ、ハリーと、ロンとハーマイオニー、ジニーは森の中に入っていった。フレッド達とはぐれて、ハリー、ロン、ハーマイオニーだけになって進んでいくと誰かが近づいてくる。突然呪文を唱えたあと消えてしまった。その呪文からは巨大などくろが空中に浮かび上がった。
 それはヴォルデモート卿の印だった。突然3人のまわりに20人の魔法使いが現れた。ウェイズリー氏たちがその印に驚いて原因を探りに来たのだった。先程誰かがいたあたりを調べるとウィンキーが見つかった。しかもハリーの杖を持ったまま。ハリーが森に入るときに落とした杖だった。その杖を調べると先程の印はその杖を使って出したことが分かった。ウィンキーはその杖を拾ったと言っているのだが魔法使い以外は杖に触れることもできないはずなのに。
 その印は、ヴォルデモート卿健在のころ犠牲者の家の上に浮かべていたものだったので、魔法使いたちはヴォルデモート卿復活かと恐怖におののいていた。

 第10章 大臣の混乱(Mayhem at the Ministry)

 この騒ぎの後、2・3時間眠っただけでテントをたたみ、帰ることになった。その後の数日間はウェイズリー氏は忙しく、まともに食堂で食事も取れない状況だった。家にある大時計は時刻の代わりに、家、学校、仕事、病院、墓場、牢屋などが書いてある。9本の腕がそれを指して家族がどこにいるかを教えてくれるようになっている。
 次の日には魔法学校に行くことになっているので子供たちは荷物を作っている。ロンの荷物の中にはレースの付いてふりふりのローブが入っていた。パーティなどでそれを着るのだそうだ。ハリーのはベルベットのおとなしいやつだが、ロンのは古着だった。

 第11章 ホグワーツ特急(Aboard the Hogwarts Express)

 楽しかった休みの終わりにふさわしく、しとしと雨が降っている。マグルのタクシーを3台呼んでキングスクロス駅に向かう。大きな荷物でトランクはいっぱいだった。チャーリーは見送るとき、またすぐに会うだろうと意味ありげなことを言っていた。
 列車の中ではロンの梟が騒ぐのでローブをかけておいたら、例によってマルフォイ3人組みがやって来てからかう。ハーマイオニーが魔法で追っ払う。ハリーのヘドウィグはシリウスのところに行ったまま帰って来ていない。
 到着して列車を降りると雷が鳴って氷のような雨が降っている。ハグリッドが迎えに来ていた。一年生は湖をボートを漕いで行くのが伝統だが、4年生ともなると馬なしの馬車でホグワーツまで行ける。

 第12章 3魔法選手権(The Triwizard Tournament)

 ホグワーツ城に着くと幽霊のピーブスが上から水の玉を落として来た。論は頭からかぶってびしょ濡れになったがハリーはなんとかかわした。マクゴナガル先生が怒ってピーブスを叱ったが2年生にもかけて逃げていった。第ホールにみなが入ってしばらくすると1年生がびしょ濡れになって入って来た。ホグワーツの校歌を歌ったらいよいよ組み分けの儀式の始まりだ。
 3年生のコリン・クリービィは弟のコリンがどこの家に決まるか気にしていたが、グリフィンダーに決まって喜んでいる。
 組み分けが終わって料理が出てくるのを待ちきれないロンに、ほとんど首なしニックから料理は屋敷妖精が作っていると聞かされる。イギリスでは多いところでは100人以上いるらしい。それを聞いたハーマイオニーはホグワーツにも屋敷妖精がいることにショックを受けた。「給料はもらっているの。お休みはあるのかしら。病気休暇は。年金はあるの。」料理が始まっても、奴隷が作ったと思うとハーマイオニーは食べれなくなってしまった。
 食事が終わってダンブルドア校長から今年の寮対抗クィディッチ戦は行われないことが聞かされた。「その代わりに、」と言ったところで、大ホールの扉が空いた。雷をバックに黒い外套を着た男が入って来た。顔じゅう傷痕だらけで、片方の目はまたたかない義眼だった。その男は校長の所へ行くと隣に座ると、新しい闇防衛の先生、狂眼のムーディと紹介された。
 校長は話を続けて、ホグワーツで3魔法学校対抗戦が行われると伝えた。ヨーロッパにある3つの大きな魔法学校、ホグワーツ、ボーバトンズ、ダームストラングで行われているもので700年前から行われていた。各校から選ばれたチャンピオンが、魔法の課題を3つ解いてその中から優勝者を決める。5年ごとに回り持ちで行われる会場がホグワーツになったのだ。死の鐘の音によって数百年前から中断されていたのだ。
 いくつかの役所で再開が決まり、その最初の回がホグワーツで今年行われる。優勝者には1,000ガレオンが贈られると聞いて、フレッドは色めき立った。しかし、校長は17才以上の者しか参加させないと言ったので、フレッドたちはなんとかもぐりこめないかと知恵をめぐすことになった。

第13章 狂眼のムーディ(Mad-Eye Moody)

  次の朝から授業が始まった。スプラウト先生のHerbology(薬草学?)ではBubotuberの膿を集める。ハグリッドの魔法生物ではスリザリンといっしょだった。マルフォイがちょっかい出してきた。午後はトレラニー先生の占星術。
 午後の授業が終わってホールに帰ってくるとマルフォイが日刊予言者新聞を持って話しかけてきた。それにはウェイズリー氏がムーディの家でマグルの警察官と取っ組み合いになったと書いてあった。
 マルフォイとハリーたちがけんかをしそうになったとき、ムーディ先生が現れて、マルフォイをいたちに変えた。いたちを空中に浮かべて、落とした。ムーディ先生のお仕置きだ。

第14章 禁止された呪い(The Unforgivable Curses)

 いよいよムーディ先生の黒魔法からの守りの授業。そこでは3つの禁止された呪いに関することだった。タップダンスを踊らせるインペリアス、狂暴にするクラシアタス。命を落とすアバダケダブラ。最後のには防御方法が無い。しかし、これをかけられて生き残ったのがただ一人いる。ハリーだ。
 グリフィンドールの部屋でハリーとロンが宿題の預言を書いている頃ハーマイオニーが入ってきた。手に持った箱を開けると50個ほどのブリキのバッジが入っていた。表にはS.P.E.Wと書いてある。エルフの福祉を促進する会(the Society for the promotion of Elfish Welfare)。これを付けて屋敷妖精を奴隷状態から解放しようとアピールするらしい。
 ハーマイオニーが二人に協力を迫っているときにヘドウィグが帰ってきた。シリウスからの手紙を持って。シリウスは「すぐに北に発つ。また傷が痛めばダンブルドア校長に相談しろ」とあった。シリウスはホグワーツに来ようとしているらしい。

第15章 ボーバトンズとダームストラング(Beauxbatons and Durmstrang)

 ハリーは朝早く起き出してシリウスにこっちは大丈夫だから来ないでと手紙を送る。
 その日のムーディ先生の授業ではインペリウスの呪いを防ぐ方法を練習した。ハリーだけがなんとか抵抗すことができた。
 その日の授業が終わってエントランスホールに入ると人だかりがしている。10月30日金曜日午後6時にボーバトンズとダームストラングのメンバーが到着し、歓迎会が開かれるとはり紙があった。
 そうこうするうちにシリウスから手紙が届き、近くに隠れているといってきた。ヘドウィグは注意を引きやすいので使わないようにと言って。
 いよいよ他の学校から生徒が到着する日。入口には寮ごと学年順に並んで待っている。すると夜空にでかい家みたいなものが見えてきた。よく見ると馬に引かれた大きな馬車だった。中からはボーバトンズのマダムマキシに引き入られた20人ほどの生徒が出てきた。
 ほど無くして湖が渦巻いたと思うとその中から帆船が現れた。中からはダームストラングのカーカロフ先生に引き入られた生徒たちが出てきた。ロンが驚いたことにその中には何とあのヴィクタークラムも混じっている。

第16章 炎の杯(The Goblet of Fire)

 ロンががっかりしたことにはダームストラングの生徒はスリザリンのテーブルに着いた。
各学校にちなんだ食事が済むと各校の代表を決める方法が明らかになった。自分の名前を書いた羊皮紙を炎の杯に入れるとその中から杯が代表を選び出すという。それが分かるのは次の日の午後6時。そして、審判者として世界魔法業務省のバーテミアス・クロウチと魔法スポーツ省のルドー・バグマンが紹介された。
 次の日リー・ジョーダンとフレッドとジョージの双子はなんとか羊皮紙を杯に入れようと画策している。年を取る薬を飲んで杯に近づいたが、17才以上の生徒しか入れられないようにかけられた魔法に引っかかって手ひどい目にあった。
 いよいよ発表のとき。この日はハロウィーンなので大広間の天井にはコウモリがぶらさがり、カボチャをくり貫いて中に蝋燭が点けられている。いよいよ時間が近づくと周りの明かりが落とされ、杯から出ている青白い炎が目に痛いぐらいになる。突然赤い炎が上がったと思うと一枚の羊皮紙が飛び出してきた。ダンブルドア校長が手にとって読み上げる。「ダームストラングの代表者はヴィクター・クラム」。
 次にはボーバトンズの色っぽいフレウ・デラコア。最後にホグワーツはハッフルパフのセドリック・ディゴリィとなった。
選ばれた生徒たちはひとりずつ隣の小部屋に行った。
 ダンブルドア校長がこれでおしまいだと言おうとしたとき、突然もう一枚の羊皮紙が掃き出されてきた。それには「ハリー・ポッター」と書いてあった。ハリーに入れた覚えが無いのに。

第17章 4人のチャンピオン(The Four Chanpions)

 ハリーは訳が分からず座っていると。生徒全員の視線が集まってきた。ダンブルドア校長は、既に3人がいる小部屋に行くように言った。
 ハリーが大ホールのそばの小部屋に入っていくと、3人は暖炉のそばに座っていて、ハリーがホールに呼び戻しに来たのかと間違われた。そこへ興奮したバッグマンが入ってきて、ハリーを4人目のチャンピオンと紹介した。皆は冗談だろうと言っていたが、そこへダンブルドア校長を先頭にクロウチ、カルカロフ先生、マダムマキシム、マクゴナガル先生、スネイプ先生が入ってきた。マダムマキシムやカルカロフ先生は一校から二人のチャンピオンが出ることに抗議したが、ルールでは炎の杯から出てきた名前が候補者であって、一校に一人とはなっていなかったのだ。
 ムーディ先生が言うには、これはハリーを殺したい誰かが名前を杯に入れたのだろうということだった。
 トーナメントの内容がそこで説明された。その学年の終わりまで課題は続き、最初の課題は11月24日に行われ、自分の杖だけで解かないといけない。先生たちはその課題が終わるまで助けることはできない。
 グリフィンドールのとうに戻ると皆からどうやって杯に名前を入れたかと聞かれるが、ハリーは否定した。ハーマイオニー以外は誰も信じてくれない。ロンも疑っている。その日からハリーのつらい日々が始まった。

第18章 杖の検査(The Weighting of the Wands)

 ハーマイオニーだけが以前と変わらずつきあってくれるが、他の生徒はハリーを無視している。ロンとの仲直りする機会もなくハリーも意固地になってあやまってくるのを待っている。ハリーはハーマイオニーに言われてシリウスに今までのことを手紙に書いた。ヘドウィグを使わないようにと言われているので共有の梟を使って送った。
 マルフォイが例によっていじめに来る。スリザリンはセドリックを応援していて、「セドリック・ディゴリィを応援しよう−本当のホグワーツチャンピオン」と書かれたバッジを付けている。マルフォイがバッジを押すと緑に輝く文字で「ハリーくさい」という文字が現れた。他のスリザリンたちも同じ文字を出してハリーを取り囲んだ。マルフォイがハーマイオニーをかまっているとハリーがついに切れてしまった。
 ハリーは杖を出すとマルフォイとの間にいる人たちがさっと分かれ、マルフォイと一騎討ちになった。それぞれ呪文を唱えると杖から光が出てぶつかり、別の方角へ進んでいった。ハリーのはゴイルに、マルフォイのはハーマイオニーに! ゴイルは顔のやけどを負い、ハーマイオニーは前歯が伸び出した。そこにスネイプ先生が現れて、ゴイルを医務室へやったが、ハーマイオニーを見てもおかしなところが無いと言う。ハーマイオニーは泣いて走っていった。結局スネイプ先生はグリフィンドールに50ポイントが付けられた。(ぶぅぶぅ)
 その後スネイプ先生の授業を受けていると、コリン・クリーヴィがハリーを呼びに来た。バッグマンが呼んでいるという。日刊予言者新聞の取材で写真を撮るらしい。
 着いた部屋には既に3人のチャンピオンとバッグマンが来ていて、これから杖を調べるのだと言う。課題に杖を使いので杖の調子が完全であることが必要だ。
 日刊予言者新聞の記者リタ・スケーターがやってきてハリーを別室につれていき、インタビューを始める。自動鵞ペンがハリーの言ったこととは違うことを書いているのをハリーは知らなかった。
 杖を調べるのはハリーが3年前に杖を買ったダイアゴン通りのオリバンダーだった。デラコアの杖を手に取ると「長さ9.5インチ(約24cm)、しなやかなローズウッド(紫檀)、中にはヴィーラの髪の毛」デラコアのおばあさんの髪の毛だった。オリバンダーは。呪文を唱えて杖から花を出した。
 次はディゴニーの番だが、その杖はオリバンダーの作った杖だった。男のユニコーンの尻尾の毛が一本入っている。12.25インチ(約31cm)弾力のあるトネリコ製。銀色の煙を出して調子を見た。
 クラムの杖はシデとドラゴンのheartstring(心臓の糸?)でできている。長さは10.25インチ(約26cm)。呪文を唱えると小鳥がさえずりながら何羽も出てきて、開いていた窓から飛んでいった。
 最後にハリーの番だ。ハリーの杖は杖11インチ(約28cm)、ヒイラギ製で不死鳥の羽が一枚入っている。ハリーはオリバンダーが不死鳥の羽のことを言わなかったのでほっとした。ヴォルデモート卿の杖にも不死鳥の羽が入っていたので、あまり知られたくなかったのだ。
 最後に日刊予言者新聞のために写真を撮ってから解放された。ハリーが自分の部屋に戻るとシリウスからの手紙を持って梟が来ていた。手紙には11月22日午前1時にグリフィンドール塔の炎のところにいてくれと書いてある。

第19章 ハンガリアのホーンテイル(The Hungarian Horntail)

 シリウスに直接会えるという期待でハリーは次の2週間を持ちこたえることができた。
そのうちハリーたちの載っている予言者新聞が出て、さらに辛いことがあった。リタ・スケーターが書いてあることは・・・。
 シリウスと会う前の日にハグリッドから透明マントを着て夜中に来てくれとこっそり言われた。シリウスと会うのが遅れるとハーマイオニーは心配したがハリーは早めに出ていった。ハグリッドの家に着くと、こっそりついてきてと言う。ハグリッドはマダムマキシムを連れて森の中に入っていった。そこにはチャーリー・ウェズリー達がいて4頭のドラゴンを眠らせている。これが第一の課題に関係するらしい。チャーリーがまた会うと言っていたのはこのことだったのだ。ハリーが塔へ急いで帰っているとカルカノフ先生が森に入っていくのを目撃した。
 塔の部屋に入ると炎の中からシリウスの頭が出てきた。シリウスはカルカノフ先生がアズカバンにいたことを話してくれる。彼はデスイーターだった。彼がハリーを殺そうとして杯に名前を入れたのだろう。ハリーがドラゴンのことをシリウスに話すとおとなしくする呪文を教えてくれようとしたが、その時ロンが降りてきてあわててシリウスは消えていった。

第20章 第一の課題(The First Task)

 ハリーとハーマイオニーは図書室でドラゴンをおとなしくする呪文を探すがなかなか見つからない。課題の前日、ハリーはセドリックに、第一の課題はドラゴンだと教える。他の2人はすでに知っているはずなので公平じゃないと考えたのだ。その後ムーディ先生に部屋に呼ばれてドラゴンのことを知っているがばれたのじゃないかとはらはらする。しかし、先生はハリーが一番得意なことを活かせとアドバイスしてくれた。ハリーの一番得意なことといえばクィディッチだ。ハリーはハーマイオニーに頼んで物を引き寄せる呪文を特訓した。
 いよいよ課題の時間が来た。4人はそれぞれくじを引き、どのドラゴンから金の卵を取ってくるかが決まった。くじの順番でセドリックが最初に短い鼻のスウェーデンドラゴンに挑戦する。一人ずつテントを出て挑戦しに行った。15分ほどで歓声がわいた。次はフラウの緑色のウェールズドラゴン。ヴィクターは赤い火の玉中国ドラゴン。ハリーは最後でトゲつき尻尾のハンガリードラゴン。
 ハリーの番が来た。ハリーは魔法の箒(ファイヤーボルト)を呪文で呼ぶとそれに乗ってドラゴンに突進した。ドラゴンの吐く炎をかいくぐり何度も突進する。ドラゴンが自分の羽で飛び上がったすきを狙って金の卵を取ることができた。
 尻尾のトゲで軽いけがをしていたので医務用テントに行くとそこにはセドリックがいた。ドラゴンの炎を受けてやけどした顔にジェルを塗ってもらっていた。
 4人のそれぞれについて審査員が10点満点で点数を付ける。マダムマキシムは8、クロウチ氏は9、バッグマン氏は10!、ダンブルドア校長は9、しかしカルカロフは4しかつけない。
 ハリーが課題をクリアしたのでグリフィンドールの連中もやっとハリーを信じてくれるようになった。何よりロンと元の関係に戻ったのがうれしい。
 続けて次の課題が発表された。次の課題は2月24日朝9時半から始まる。それまでに先程取った金の卵を開け、中に入っている手がかりを解くことが必要だ。

第21章 屋敷妖精解放戦線(The House-Elf Liberation Front)

 梟の部屋で3人はシリウスにドラゴンの課題を解いたことを伝えるためにロンの梟ピグウィジョンを送り出した。ロンにカラカノフのことを伝えるとホグワーツ特急の中でマルフォイが父親とカラカノフが友達だったと聞いたと思い出した。
 塔に戻るとグリフィンドールの皆が祝福してくれる。フレッドとジョージの双子がキッチンから料理を持ってきていてびっくりパーティを開いてくれた。みんながハリーに金の卵を開くように頼むので、開いてみるとうなり声が聞こえてきた。でも何を言っているか分からない。
 12月に入って、ハグリッドのところへリタ・スケーターがインタビューにやってきていろいろ聞いている。変なことを書かれなければいいが。
 ハリーとロンがグリフィンドールの塔にいるとハーマイオニーがやってきて、あわててどこかに連れていこうとする。ハーマイオニーについてエントランスホールの階段を降りると、巨大な銀の果物ボウルが書かれていた。その絵の中に入っていくとそこはちょうどだいホールの下になる巨大な台所だった。そこにはドビーがいた。ハリーが驚いて同志ここにいるかと聞くと、ダンブルドア校長がドビーとウィンキーに仕事をくれたと答えた。ドビーは1週間前にここに来たばかりで、その前の2年間というもの国中を仕事を探して回っていた。しかし、屋敷妖精にお金を払ってまで雇おうというところはなかった。ドビーは週に1ガレオン、月に一日の休みをもらっているという。ハーマイオニーがそれは安すぎるというと、ドビーはダンブルドア校長は週に10ガレオン、週に一日の休みと提案したのを自分から減らしてもらったのだった。
 ウィンキーはバッグマンが悪い魔法使いだと告白され、ハリーたちは衝撃的を受けた。

第22章 思いがけない課題(The Unexpected Task)

 ポッターは次の課題が解けなくて授業は上の空になっている。
マクゴナガル先生からハリーは、クリスマス舞踏会にパートナーと一緒にダンスすると告げられる。各チャンピオンは先頭に立って踊るのだそうだ。ウェイズリー婦人がハリーたちのためにドレスローブを用意したのはこのためだったらしい。今年のクリスマスに学校に残る人はいつもに比べて多く、女の子たちはパートナーを探している。ハリーとロンは誰をパートナーにするかなかなか決まらない。ついにハリーは一つ年上のチョー・チャングにアタックするが、既にセドリックと決まっていた。ロンはフラウ・デラコアにふられた。
 ハーマイオニーは既に誰かと約束してあり、結局はハリーとロンはパルバチ・パティルとその妹パドマとパートナーになった。

第23章 クリスマス舞踏会(The Yule Ball)

 クリスマスの朝、ハリーが目を覚ますと、ドビーが覗き込んでいた。クリスマスのプレゼントを持ってきてくれたのだった。ハリーは用意していなかったのでドビーに使い古したからし色の靴下をプレゼントした。ドビーは靴下というものは左右違うものだと思っていたので、同じものをもらってびっくりしていた。ハリーがもらったのは、手編みの靴下で、左足は赤で魔法の杖の模様、右は緑でスニッチの模様があった。
 ハーマイオニーからは本「ブリテンとアイルランドのクィディッチチーム」。ロンからは糞爆弾の膨らんだ袋。ハグリッドからはハリーの好物、百味ビーンズやチョコレートカエルなどなど。
 舞踏会の始まる午後8時の前にはホールの入口に着飾った生徒たちが集まってきた。マクゴナガル先生がチャンピオンとそのパートナーたちを集める。ハリーはパルバチ、セドリックはチョー。デラコアはロジャー・デイビス。クラムの横にいたのはハーマイオニーだった。しかも、髪の毛がいつものもじゃもじゃじゃなく、きれいに頭の後でくくられている。
 他の生徒たちが入った後、チャンピオンとそのパートナーたちはホールの正面に進んでいく。ホールの壁はきらめく銀色の霜で覆われている。星がまたたく天井はヤドリギとツタの何百もの花環が交差している。ホールにはいつもの大テーブルは無く、百ほどの小さいテーブルの前に生徒たちが座っている。正面にはダンブルドア校長をはじめ、マダムマキシム、カラカロフ先生、バッグマンがいたが、クロウチの代わりにパーシー・ウェイズリーが座っていた。クロウチはワールドカップの辺りから過労で倒れていて、代わりにパーシーが来たと言う。
 食事が終わってダンスが始まるとハリーとロンはそれぞれのパートナーと一回踊っただけで隅のテーブルに退散した。ハーマイオニーがやってきてロンからなぜ敵のクラムと一緒にいるかと問い詰めるとカルカノフの動きを探っているらしい。
 ハリーとロンが外に出ると、スネイプとカルカノフが密談している。噴水のそばに行くとハグリッドとマダムマキシムが話しているのが聞こえてきた。そばにはフラウとロジャーもかげにかくれている。隠れて聞いていると、ハグリッドはマキシムもハグリッドと同じく巨人族の人間の子供ではないかといっている。ハグリッドの母親は巨人族だったらしい。
 舞踏会が終わり、塔に戻ろうとしているところにセドリック・ディゴリーがハリーに近づいてきて、金の卵のヒントをくれる。ドラゴンのときの借りを返したいらしい。ヒントは「たまごをお風呂に入れろ。」

第24章 リタ・スキーターのすっぱ抜き(Rita Skeeter's Scoop)

 クリスマス以降、ロンとハーマイオニーの関係が険悪になっている。今度はハリーがあいだに立った感じだ。
ハグリッドの授業にかわりの先生が出てきた。ハグリッドはお休みらしい。マルフォイがその原因を暴露した。日刊予言者新聞で例のリタ・スキーターがハグリッドは半分巨人族だとスクープを書いたのだった。クリスマスの夜、その話を聞いていたのはハリーたちのほかにはフラウとロジャーだった。それともだれか見えないマントをかぶって聞いていたのか。

第25章 卵と目玉(The Egg and the Eye)

 ハリーはいまだに卵の謎が解けないのでついにセドリックのヒントに従ってみることにした。夜中に見えないマントをかぶって共同のお風呂に行き、卵を入れてみると今度は言葉らしきものが聞こえる。水の中に入ると歌がはっきり聞こえるようになった。

 私の声が聞こえる所を探して、地上では歌えない・・・ しかも一時間のうちに探さないといけないらしい

 グリフィンドールの塔に戻ろるためにマラウダの地図で人がいないか調べてみると、スネイプの部屋にクロウチがいる。なぜ。
 考え事をしながら階段を降りていくと一段抜けているところを踏み外してしまった。金の卵が音を立てて落ちる。フィルチ先生が卵を見つけてしまった。そこにスネイプもやってくる。あわや見えないマントをかぶっているハリーにスネイプが手をかけそうというときにムーディ先生が二人を追い払ってくれた。ムーディ先生は卵をハリーに返すとマラウダの地図を取り上げて帰っていった。

第26章 二つ目の課題(The Second Task)

 第二の課題は城のそばの湖の中にありそうなので、3人は水の中で行動できる呪文を探している。図書館で何冊も何冊も本を調べるが役に立ちそうなものが見つからない。ついに前日になってしまった。
 ロンとハーマイオニーはマクゴナガル先生に呼ばれて行ってしまい。夜になっても帰ってこないのでハリーは一人で図書館に忍んでいった。それでも見つからなくていつか眠ってしまった。
 ハリーはドビーが起こす声で目が覚めた。課題の始まる10分前だ。ドビーはマクゴナガル先生とムーディ先生の話を職員室で聞いて、水の中で息のできる物を用意したという。ハリーはドビーにそれをもらうとあわてて湖に走っていった。
 湖のそばには他のチャンピオンや審判の5人が待っていた。バッグマンの代わりにはパーシーがいた。ハリーはなんとか間に合った。
 1・2・3のかけ声で、チャンピオンたちは湖に入っていった。ハリーは先頭を切って走っていった。ドビーにもらったジリーウィードを飲み込むと首のわきにえらが生え、手足には水掻きができた。湖の底には水草が足に絡んできた。魔法を使って杖から熱水を出し水草から逃れていった。湖の底には人魚の石像があり、尻尾のところに4人の人間が縛られている。ロンとハーマイオニーとチョーとフラウの妹だった。
 ロンを助けてからハーマイオニーも助けようとすると男の人魚たちにじゃまされる。人魚たちは槍でそれ以上助けられないようにした。そうこうするうちにクラムとセドリックが、ハーマイオニーとチョーを助けて水面に上がっていった。フラウの来るのを待っていたが、やってこないのでハリーがフラウの妹も解き放った。二人を水面に引っ張っていく途中で、ついに変化が解け出した。最後の力を振り絞って二人を水面に上げると二人とも息を吹き返した。
 第二の課題の得点が発表された。フラウは途中までだったが25点。セドリックは時間を1分残していたので47点。クラムは2番目だったので40点。ハリーは時間切れだったが二人を助けたので45点。

第27章 (Padfoot Returns)

第28章 (The Madness of Mr Crouch)

第29章 (The Dream)

第30章 (The Pensieve)

第31章 (The Third Task)

第32章 (Flesh, Blood and Bone)

第33章 (The Death Eaters)

第34章 (Priori Incantatem)

第35章 (Veritaserum)

第36章 (The Parting of the Ways)

第37章 (The Beginning)

以上